2018年12月22日土曜日

自覚症状 その1 別の持病だと勝手に思い込む

のちの執刀医の人にはじめに言われた事は、「どうしてここまで放置したの」というような意味の事。 「かなり時間が経たないとここまでならない」とも言われた。

確かに・・・それは分かっているし、返す言葉もない。 健康診断で潜血の反応はずっとでていたし。

でも、言い訳という事を重々承知したうえで、ここまで放置した理由を考えると、「イヤな予感は十分にしていたが、心の奥底で良い方向に考えようとしていた」ということ。 仕事が忙しい時に限って腹痛になっていたし、そんなときは長期の休みをとるわけにもいかない。 (ものすごく暇なときは、痛くも無かった)

もし、身近な人に進行したガンの人がいたとしたら、その事で攻めないであげて欲しい。 時間をさかのぼる事はできないし、本人も後悔しているはずだ。 頭の中は、できるかぎり「これからの事」に向けさせてあげて欲しい。(と身の回りの人に直接言う気はないが)

少しでも良い方向に考える、厳しい現実から目を背けるのは、ある意味「人の性」でもある。 (自分で言っているところが情けない)

私の場合、今は46才だが、26才のころに大腸憩室炎で入院したことがある。 憩室炎のときは、はじめ症状から盲腸(虫垂炎)かと思って、病院に行ったら憩室炎だったという流れだった。 外科手術は受けずに、点滴で炎症を押さえて退院した。 バリウムの注腸検査で横行結腸にかなりの数があるとわかっていたし、若い頃にひどい腹痛になる事はしばしばあったし、下痢になることもよくあったが、数日経つと症状も収まるので、「また、憩室炎のぶり返しか・・・」と診察も受けずに考えることがよくあった。 かといって全く病院に行っていないわけでもない。 何度か町医者に行っても、自覚症状と簡単な問診で腸炎と診断されて、整腸剤が出されるだけだったことも何度もある。 ある程度若かったら、医者も積極的に大腸カメラを勧めてくることもないと思し、大病院へ行くことを勧めたりもしない。 「大事であって欲しくない」という気持ちが奥底にあると、町医者の診察で納得してしまいがちになると思う(言い訳・・)。 

とにかく、何時からの自覚症状が大腸癌によるのもかは分からないが、何処からかは大腸癌の症状だったのだろう・・・