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2020年5月22日金曜日

足の親指に肉芽が出来にくいようにするテープ貼り その2

もう一つの貼り方

肉が爪に被って炎症をしないようにする貼り方を紹介。 不織布テープを利用します。
人によるかもしれないので、あくまでも参考にしてください。 私は現状このやり方を毎日風呂上がりに続けていて、ひどい炎症は出ないで済んでいる。

足の親指 肉芽 対処
 表面の薄皮は剥がれているけど、ひどい炎症はしていない。


足の親指 肉芽
 爪の脇にティッシュペーパーを小さく切って押し込む。 この状態で爪から肉を離すようにテープを引っ張りながら貼る。 こうすると、何日か続けていると爪にかぶっていた肉が下がって爪が食い込みにくくなる。 外した時に見ると普段なら見えていなかった爪の部分まで見えるようになっている。
足の親指 肉芽
 反対側も同じようにする。
足の親指 肉芽
 裏から見るとこんな感じ。 このままにしておくと、テープの端が擦れて剥がれてしまうので、長い目に切ったテープを親指の裏からはる。
足の親指 肉芽 対処
上から見るとこんな感じ。
足の親指 肉芽 対処
端を貼り付けて終了。

2020年5月1日金曜日

抗がん剤の投与で唾液の味が変わる

点滴でレボホリナート(以前はアイソボリンの名称だった)とイリノテカンを投薬されている時に、唾液の味が変わるのを感じる。 まあ、血液中に結構な量の薬を入れるわけだから、体液に変化があるのは当然かもしれない。 この味が嫌なので、ガムを噛むようにしてごまかしている。 ただ、寝てしまって飲み込んでしわないように注意。

2020年4月19日日曜日

新型コロナの症状と言われても・・・

化学療法を続けていると、倦怠感がすごい。 新型コロナの症状ともかぶる。 検温はちゃんとして発熱がないことは確認しているけど。 たまに、血液検査で炎症反応が出るとドキッとする。 味覚障害が出るとも言うけど、無味無臭にはならないが味がやや変わることもあるから気にはなる。 

病院は厳戒態勢。 通院している人は激減。 血液検査の待ち時間が随分と減ったのは早くていいんだけど・・・。

なんだか、病院に行くこと自体が気が引ける。 今年の会社の健康診断は無しだ。 調べることよりリスクの方が大きい気がする。 それに、普段から血液検査しているし、この間血便が出たので大腸内視鏡検査も行った。 結果は問題無し。 血便も抗がん剤の影響だったのだろうとの結論。 ただ、しっかりと大腸憩室の大きいのはあった。 これがたまに炎症するのかも。 肺はこの間CT検査もしている。 去年の健康診断では、CTで確認されている腫瘍は普通の胸部レントゲンでは発見できていなかった。 あと気になるのは胃の検査。 去年は胃カメラをしたので大きな問題はないと思うし、胃の状態も悪くなりにくい胃という説明だった。 視力は化学療法の影響+加齢でかなり怪しくなってきたが、ピントが合う時間がかかるものの、かなり細かいものも見えている。 遠くにピントがあうまでに時間がかかるのと、疲れ目になると乱視でスマホの文字が裸眼で立体視表示を見ているように二重に見えるのが・・・・。

なんにせよ、体が弱っているはずなので感染症には要注意。 ただ、血液検査の結果からいうと白血球の数は何故か安定している。 なんで?

皮膚はだいぶガサガサになってきた。 指先のアカギレがある状態で消毒液はかなりしみて痛い。 ジェルタイプはましだけど、霧吹き状のやつは中々のものだ。

2020年2月17日月曜日

エルプラットによる口の中の副作用

ここで書くことは、私は薬剤師でもなんでもないので、あくまでも体験した事と説明を受けて自分で理解している範囲の情報です。 あくまでも、体験談としてお読みください。
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初めての抗がん剤治療のとき、アービタックス+アイソボリン+イリノテカン+エルプラット+5-FUの点滴を受けた。 更に隔週でアービタックスのみを行う。 これを半年続けた。 この中でもエルプラットという抗悪性腫瘍剤はアナフィラキシーショックが報告されているようで、聞いたところによると中々12回も続けることができないもののようだ。 治療をしている時に、湿疹や呼吸困難などの症状が出たら、エルプラットの投薬は中止されるようだ。

私の場合は、この投薬リズムを半年続けて手術。 その後、再発したため再度抗がん剤治療の再開となったわけだが、今度はエルプラット無しとなった。 これ以上は副作用が強いため使用しないらしい。 そして再開した治療は2ヶ月。 CTとPET検査を受け、効果が十分にあったとの判断で再度肝臓の手術となった。

抗がん剤治療治療としては、この経緯からエルプラットありとなしの副作用の違いを経験している。(エルプラットなしの治療は2度目の再発の現在も続け、また2ヶ月継続している。) つまり、エルプラットで出る特徴的な副作用がなんとなくわかった。

その中で気になった副作用を書いておきたいと思う。

口の中の副作用だ。 エルプラット以外でも口内炎やドライマウスによる舌のひび割れは起こる。 ただエルプラットを使っている時はかなり酷かった。 味覚障害も強い。 口の中の粘膜が腫れ、舌も腫れるため口の中が狭く感じた。 舌が腫れるせいで歯の内側にあたり口内炎が出やすくなるし、喋りにくい。 舌の横が痛いため、普段から舌を90度ねじった状態にする癖がついてしまったぐらいだ。

歯茎も腫れる。 歯が浮いたような感じで、噛み締めるとクッションのような感覚がある。

そして、食事をすると最初の一口の時にアゴが痛いと感じる。 2口目からはその痛みは感じなくなる。 その痛みの場所は正確にいうと、梅干しを食べた時に痛くなるなる場所と同じだと感じた。 どうも、唾液が出始める時の痛みだと思った。 あくまでも自分の理解だが、粘膜が腫れているため唾液腺の出口が狭まっているのでは?と思う。 そのため、初めの一口で唾液が出ようとしたときに痛みになっているように思う。 酸っぱいものを食べたとき感じる顎の痛みも唾液が出ようとした時の痛みという説明をネットで見たのでなるほどと思った。

この話を薬剤師の人に説明したが、あまり大きな反応はない。 「可能性としてありますね」で終わって、何か対処ができるわけではないからだ。 「他の副作用はありますか」という感じで話は流れていく。 まあ、体験した事がないのだから、知識として知っている範囲の対応になるのはしょうがない。 患者にしても、一口目の痛みが不快というだけで、それ以上のものでもないのだけど、理由は知りたいとは思う。 私の見立てが正しいかどうかは答えてはくれないが、ほぼほぼ間違いないのでは?という印象。 現在、エルプラットなしの治療を続けているが、一口目の痛みはでていないし、口腔内の狭さもない。

これがエルプラットの副作用だと思う理由がもう一つある。 それは外科の入院中に同室の人が初めてエルプラットの投薬を受けていた。 そして、食事など口に物を入れた後の一口目だけ顎が痛いと、看護師に訴えていた。 外科病室の看護師なので抗がん剤の副作用に詳しいわけでもなく、時間帯も夜中だったのでやや困った感じだった。 薬剤師の人に問い合わせていて、来た薬剤師の人もいつもの今一歩の反応だった。 私にしたら経験のある副作用の症状なので、ややもどかしく感じた。 なので、「確証があるわけではないけど、多分唾液腺の唾が出る時の痛みですよ」とだけ教えておいた。 痛みがあって理由がわからないのは不安になる。 絶対ではなくても心配するほど酷いものではないと分かるだけで少しは落ち着くことができる。

2020年2月6日木曜日

足の裏や指の痺れ

化学療法を続けていると末梢神経にダメージが残り、痺れがでる。 一番ひどい時はなぜか肛門まで痺れていた。 パンツがお尻の割れ目に食い込んでいるような感覚に近く気持ち悪かった。 ちなみに何故か前はほぼ痺れなかった。 いかにも末梢神経っぽい部分なのに。

生活の上で手の指の痺れも困るが、個人的には足の痺れの方が影響が大きい。
足の指の感覚は、指全部に絆創膏を貼ったような気持ち悪い感覚に近い。 特に痺れの強い部分は指の付け根から先だ。 歩いた時の感覚は、肉球が裏に付いているんじゃないかと思うようなプニプニ感も感じる。 あと、指の痺れがあるせいで足の接地にも影響が出て指が浮いた状態になる。 指に力がかかっていない状態が続くと巻き爪になるので注意が必要だ。

かかとの皮膚のひび割れにも注意をした方がいい。 乾燥すると体重がかかった時に割れる。 できれば、ひどくなる前に頻繁にかかとに尿素入りのクリームを塗っておく方がいい。 それでも、割れるけど。 割れた時はテープを貼ってひび割れが広がらないようにする。

痺れの方は、手の場合は手袋をつけている時は比較的違和感を感じにくいが、靴下の方はというと個人的には違和感が強い。 ならばということで、指の部分が別れた靴下を履いてみることにした。 痺れのない普通のときなら慣れないと違和感のある靴下だが、痺れのある今ならあまり変な感じはしないし、個人的には痺れの感覚が誤魔化されている気がした。 あと、外反母趾にもいいかもしれない。 外出時は、その上から大きめの靴下を重ねばきする。

ちなみに、外科手術の前後に抗がん剤治療を休むのだが、半年以上経つと痺れは明らかに軽減はされた(半年では無くなることはない)。 でも、それに気づくのは抗がん剤治療を再開してから。 じわじわと痺れが弱まるので変化に気がつきにくい。 で、再開すると酷くなるから痺れが弱まっていたと実感する。

現在アービタックス+イリノテカン+レボホリナート(アイソボリン)+フルオロウラシル(5-FU)を初めて2ヶ月を過ぎたが、かなり痺れが酷くなってきた。 指先の皮膚も弱り、小さく亀裂が入る。 痺れの痛み+アカギレの痛みがかなりのものだ。 寝るときはハンドクリームを塗ってスムス手袋をつけている。 自宅で支障のない限りはスムス手袋をつけておいた方が楽だ。 スマホのタッチパネルも一応は反応している。 (もうちょっとよく反応してほしいけど)

ちょっと面倒なのは、Touch IDの指紋登録をしても1〜2日で反応しなくなる。 ひび割れの影響なのか、毛細血管の変化でもあるのか。

MacBookのトラックパッドも反応しているが、キーボードはブラインドタッチはしにくい。 かといって、手袋なしでのタイピングは指先の痛みはなかなかのもの。 やれやれ。 冬場はアルミのパームレストも冷たいのはやや問題。

2021/8/2追記
まだ、4種の点滴をうけている。 もう痺れに関しては行き着くとこまでいったかな・・・。
リリカという薬で痺れは軽減するが、眠気に襲われるため車の運転は禁止となる。 飲むタイミングを考えたり、一日二回ではなく寝る前のみにする必要もある。 今はジェネリックのプレガバリンOD錠に切り替えている。 手の痺れはある程度慣れのせいで気にならない時もある。 足はさすがにどうしようもない。 今は、アービタックスのせいでおこるアカギレが問題だ。


2020年1月24日金曜日

足の親指に肉芽が出来にくいようにするテープ貼り

大腸ガンの抗がん剤治療をしていると、副作用で指の肉に爪が食い込んで炎症を起こし、肉芽ができる。 これが、なかなか痛い。 最初の抗がん剤治療の時は事前対処が出来なかったのでかなりひどくなった。 特になり易いのは、足の親指。 肉に食い込むからと下手に切ってしまうと、余計に食い込んでしまう。 さらに切った時にササクレができると、膿でふやけて伸びるのを待っても何時迄もばらけた状態で更に肉に食い込んでしまう。 

ということで、これを防ぐ(軽減する)には爪は下手に短く切らない方がいい。
一般的には爪のスクエアカットや肉を外に引っ張ってテープを巻くという方法が紹介されている。 私の場合は爪と肉の間にテープを差し込むことにした。 2回目の治療以降は、これで効果があったので自己流のテープの貼り方を紹介しておこうと思う。

  1. 今の指の状態。 このテープ貼りをしているので治療開始から2ヶ月だがこの程度で済んでいる。 左側がやや炎症している。
    抗がん剤副作用 足親指の肉芽
  2. 不織布テープを爪のの下に貼る。
    抗がん剤副作用 足親指の肉芽対策テープ貼り
  3. ヘラ状のもので爪の外側(肉に食い込む部分)と肉の間にテープを差し込む。
    抗がん剤副作用 足親指の肉芽対策テープ貼り
  4. 反対側も同様に行う。
    抗がん剤副作用 足親指の肉芽対策テープ貼り
  5. これでまずは食い込まなくて済むようになる。
    抗がん剤副作用 足親指の肉芽対策テープ貼り
  6. 次に肉芽が出来ている部分にティッシュペーパーを小さく切って畳んで当てる。これで出てくる汁を吸ってもらう。 あと、靴下との接触も防ぐし、多分雑菌から多少はガードできると思う。
    抗がん剤副作用 足親指の肉芽対策テープ貼り
  7. ティッシュペーパーを押さえ込むように不識布テープを一周巻いて貼る。
    抗がん剤副作用 足親指の肉芽対策テープ貼り

自分的にはこれでかなり軽減できている。 爪と肉の間に兎に角テープを差し込むのがいいと思う。

追記: 4ヶ月目の状態
大きく膿を持ったり、大きく盛り上がってはいない。 少し腫れた時は、ステロイド入り塗り薬をティッシュペーパーに塗ってテープで巻く。 状態的には良い方だと思う。

追記: 6ヶ月目の状態


状態的にはいいと思う。 ただマスク不足の影響でか不織布のテープの値段が上がっている。 たまに品切れの時もある。 こんなところにも影響が出ている。


2019年12月7日土曜日

大腸癌 化学療法 2 副作用

化学療法をつづけて、出た副作用の症状を書いてみる。

抜け毛
 一ヶ月程度経過した頃から、抜け始めた。 風呂で頭を洗っているときに気がついた。 風呂の排水溝に溜まるのが掃除が面倒なので、洗濯桶の中に頭を流した水を溜めて百均で買った樹脂製の排水溝受けに排水溝ネットを取り付け、桶に浮いた髪の毛をすくうようにした。 丸刈りにする人もいると思うが自分の場合はしなかった。 少しでも抜けるペースを遅くはしたかったので、枕カバーはタオル地のものを使わないようにした。 タオルの毛に髪の毛が絡んで朝起きるとかなり抜けてしまっていたからだ。 ある程度、抗癌剤の治療が続いて四ヶ月ぐらい経った頃から、治療を続けているのに毛が生え始めた。 生えてきた髪の毛はもともとストレートの髪質だったのに、縮れた髪の毛が生えてきた。 スカスカの髪の毛の根本から縮れた背の低い髪の毛が生えてくるから、フカフカの髪型になった。 髪がどんどん抜けるので散髪代がかからないのはいいけど。 外に出るときは、紫外線に当たるのもの控えるように言われていたので、ツバの大きな帽子をかぶるようにした。

ちなみに3スパン目の抗がん剤治療の現在は、エルプラット無しだが抜け毛が発生していない。 毛根も同じ攻撃を受けていると対応してくるのかどうかわからないが、抜けない。 これが良いことなのかどうかはわからないが、とりあえず煩わしくないのは助かる。 薬が腫瘍に効いていないのであれば困るのだが、初めて2ヶ月目の造影剤CT検査をしたら薬の効果はあって腫瘍は縮小していた。 やれやれ。


 朝に飲むように処方されたミノサイクリン50mgを飲み始めてから、徐々に顔の吹き出物は減っていった。 完全になくなるわけではないが。 ただ長く飲み続けていると顔の肌が黒くくすんでいった。 もともと顔に比較的大きなシミがあったのが目立たなくなったぐらいだ。 黒ずみのことを言ったら、ビブラマイシン100mgに変更してくれた。 こちらの方が黒ずみはマシな気がする。 ただ、乾燥はひどく粉を吹くし、目の周りもひきつる。 吹き出物はある程度薬で抑えられるが、出ることは出る。 男性であればあまり気にしなくていいかもしれないが、女性であれば気になるだろう。 乾燥と引きつりを抑えるために尿素入りのクリームを顔に塗るが、塗った直後はヒリヒリとするし真っ赤っかになる。 それでも、ヘパリン類似物質入りの保湿クリームだけよりかは引きつりは軽減されるように思う。 今はヘパリン類似物質0.3%のクリームを塗っている。 皮膚の状態によるかもしれないので、皮膚科の先生に相談する方がいい。 どうせ、化学療法をしていると高額医療の対象になっているので金銭面負担は変わらないので、主治医に紹介してもらおう。 副作用との付き合いは長いし。

肌の乾燥
 かなり皮が薄くなる感じがする。 とにかく保湿をと言われ保湿クリームが処方される。 これを全身に塗るのはかなり大変。 なので、保湿入浴剤のソフレを使って入浴するようにした。 これでお風呂に入るようになってからは、保湿クリームの使用量が減った。 個人的には合っていたようだ。 あと確証があるわけではないが、正常な状態より水分を多めに取った方がいい気がする。 どれだけ?とも言えるが、明確な基準はないようなので、普段より意識して多めにとるようにしている。

指の皮膚も薄くなる
 指の皮膚が薄くなって、子供と柔らかいボールで室内でキャッチボールをするだけで、皮膚がさけた(エルプラットあり)。 iPhoneの指紋認証が何度登録しなおしても、通らなくなる。 指紋の問題なのか毛細血管の静脈の問題なのかわからないが。
あかぎれも酷い。 絆創膏を貼るよりかはガーゼや包帯を止める不織布テープを貼った方が安くて、蒸れて水泡ができて痒くなることもない。 ただ汚れて見た目は汚い。
それと、爪も薄くなる。 簡単に表面が剥離するようになる。

足親指の爪の両脇にできる炎症と肉芽
 これはなかなか痛い。 できると化学療法をやめるまで完全に治る事はないと思う。
再発の3回目の化学療法では、炎症が始まる前から親指に不織布テープを指の肉と爪が接触するところに差し込むように貼り、爪が肉に食い込まないようにする。 その後、指を一周するようにテープを貼った。 肉芽が出来ている場合はティッシュペーパーを小さく折ったものにステロイド入り軟膏を少量塗って当ててから爪の周りにテープを巻くようにして靴を履くようにしている。 理屈的にあっているかは分からないが、雑菌の侵入が減ってか炎症と肉芽の程度はかなり軽い。(エルプラットなしで二ヶ月経過)


2019年12月1日日曜日

大腸癌になって、宗教を民間療法をどうする?

私は特別信仰心はない。 だけど、お参りをしないかと言うとするし、神様の存在そのものを絶対にないとか言うつもりもない。 人の信仰心を否定する気もない。 必要な人には必要なのだろうと考える。

癌になると、必ずといっていいほど宗教関連の話は出てくる。 自分でも、神社に賽銭を入れて手を合わせる程度の事はした。 家族は同じく宗教には特別興味はないが、親戚となると、それなりにいたりする。

私のことを思ってお願いしてくれること自体には感謝するけど、自分がその宗教に入ってまで助けを求めようとは思わなかった。

あくまでも自分の宗教観だが、よく聞く「信じるものは救われる」的な話には懐疑的だ。
神様が存在するとして、信仰心を対価として救いを与えると考えるとしっくりこない。
もし、神様が慈悲のある存在だったとしても、私の思う神様は「なんとなく気が向いたら、幸運の確率を少し上げてくれる」程度しか俗世には干渉しないぐらいに思っている。

だから、化学療法をしている時に体力の減衰をなるべく抑えるために近所を散歩し、ついでに近所の神社にお参りはしたが、手を合わせながら考えた事は「助けてくれている家族や親や近しい人に対する感謝と、これから何とか頑張ります。」と言う宣言に近いものにした。 あとは「気が向いたらいいので、幸運を振り分けてくれたら嬉しいです」程度に思っていた。

後、宗教とは少し離れるが、瞑想というかマインドフルネスはしていた。 というか、マインドフルネスという言葉を聞きはしめる前から、なんとなくそういう無心状態にして、外界の気配だけを感じるような事はしていた。 これは、精神の安定にはいい事だと思う。 不安やストレスが治療に良いわけはないので。

そして、宗教と同じように出てくるのは民間療法だ。
これについても、あまり気は乗らない。 何かを積極的に食べるや食べないとか、色々あるが、良い効果があるものだと言われても、効果が出るほどのものなら化学療法の効果の邪魔になる可能性も十分にあると考える。 逆に化学療法に影響ないのなら、そもそも意味がないぐらい効果がないとも思う。

癌は糖を栄養とするから糖を摂らない方がいいというような話も聞いたが、はっきり言って何かを食べる食べないとか言っていられないほど食欲が減衰した。 口の中に口内炎ができるし、舌はドライマウスになってひび割れる。生きていく気があるのなら食べられるものがあったら何でも食べた方が良いというような状態だ。 動けないのと、たんぱく質を摂るのが減るので筋肉がどんどん弱っていく。

要は、過酷な治療になれば、ごちゃごちゃ考えている余裕は全くない。 食べられるものがあれば食べる。 食べることは生きることだと、何かで聞いたセリフはその通りだと思う。

2019年11月29日金曜日

大腸癌 化学療法 1

化学療法(抗がん剤)と聞くと、副作用でボロボロになるとか、不安と恐怖を感じる人も多いと思う。 なので、経験者としてこういうブログなどにその症状を書くべきかどうかということを少し考えてしまう。 不安を煽ってしまい、投薬を拒否する人が出るのではないだろうかと。

経験者として、確かにかなり辛いし後遺症も残っているから、簡単に大丈夫だと言えるものでもない。 ただ、抗がん剤を利用した事で結果外科手術ができて、ステージ4で肺まで転移していても丸2年命が伸びたことは事実だし、現状一見は普通の生活をしていると言える状態にまでたどり着いているし、とりあえず癌が体内から全て取り除ける可能性も出てきている。 それを考えると、耐える価値はあるのでは?と言いたい。 生きる選択をするならば、我慢できる限りは私は我慢をする。 家族もいるので、自分の命は自分だけのものとも言えないし。

という事で、生きる選択をする人で事前に情報が欲しいという人のために、あくまでも「私の場合はこうだった」という事を書いておこうと思う。 癌以外の体調や体質、薬が同じでも濃度の違いなど人によって千差万別だろうから、どうなるかはやってみないと医者にもわからないらしい。

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私の場合は、化学療法の目的は大腸癌の転移先である肝臓と肺の腫瘍を小さくする事と数を減らす事で外科手術ができる状態にまでもっていく事だった。

始めに結果から書いておく。 幸運にも私はかなり効いた方のようで、外科手術で一度は肝臓の全て腫瘍を取り除けた(一度はというのは、その後2箇所ほど再発したから)。 肝臓に転移していた腫瘍は大小あわせて片手ではすまない数があったのだが、かなり数が減った事と小さくなった事、そして比較的取りやすい部分の物だけが残った。

ちなみに効いた方と言っても後からの説明では、5段階中3か4ぐらいという説明だったと思う。
この結果を得られたのも抗癌剤のアレルギー反応で途中でやめなくて済んだことも関係あると思う。 エルプラットという薬は基本的には12回を限度としていると説明されていた。 この分を私は12回行うことができた。 聞いたところによると、これだけの回数をできる人はあまりいないようだ。 47才で特別若いわけでもなく、高齢で体力が無いというわけではないことも良かったのかもしれないと思った。

エルプラットを含む投薬は各週で行わるので月2回で6ヶ月程度続けた。 その代償と言ってはなんだが、末梢神経に痺れが残る副作用は今でもある。 ちなみに化学療法をやめているときは、微妙だが少しづつ痺れは弱まってはいるようだ。

化学療法の効果で、外科手術ができる状態にまでもっていき、結果としては肝臓の右側4割程度を切除し、肝臓を切り取ると胆嚢を支える物がなくなるので胆嚢も取り除いた。 肝臓の機能自体には問題がなかったので、これだけの量をとることができた。後、肝臓の左側の表面近くにもあったのだが、これは表面から削り取るように取り除いた。 この手術の後、半年後のCTでは肝臓は元の大きさと同じ程度には回復もしていた。 胆嚢はというと、胆汁を貯める袋なので失くなったからと言って、それ程問題にはならない。 大量に油を取ると問題があるのかもしれないが、今までと同じものを食べているが特に違いは感じていない。

話を化学療法に戻す。

通院治療による投薬は毎週1回だ。 ただ、アービタックスだけの週とアービタックス+アイソボリン+イリノテカン+エルプラット+5-FUの週が交互にやってくる。

投薬前の血液検査で白血球の数や肝機能の数値で無理なときはお休みとなる。 私の場合は2回ぐらいは休みがあったと思う。 その場合は一週間ずれるというふうに対応する。
休みとなったときは、体的には楽になるので嬉しいような、できなくて不安なような微妙な気分になる。

初めて投薬したのは入院状態だったしすぐに具合が悪くなると言うことも無かったが、3週目に入る頃にはかなりの倦怠感を感じていた。 何故だかはわからないが、そのとき飲んでいた血圧の薬を飲むとその後ものすごく怠くなるように感じた。(血圧を測っても特別低すぎる状態でも無かったのに) なので、血圧の薬の種類を変更はしてもらった。 気のものなのかもしれないが、ややマシになったような気はした。

そして、一番驚いた副作用は顔に出る膿だった。 事前に説明はあったのだが、かなり酷く出た。 ニキビだらけというか顔中が乳児湿疹に近い感じで、ボコボコになった。 頭皮にもニキビのように大量にできた。 それがまた痒いから始末が悪い。 説明書によると、この顔に出る湿疹が多く出る方が抗癌剤としては効果が期待できるらしい。つまり、体にあっているかどかの目安となるとのことだ。

状態としては顔の皮膚自体が弱くなっているので、鼻に指を入れただけで外側の皮膚が裂け出血する。 また、その血が止まりにくかった。 あとで主治医から薬を処方され、かなり改善はされたのだが、抗癌剤の効果の目安となるため、あえて飲み薬で抑える事なく症状を見ていたようだ。 その顔はかなり酷かったようで、通院後の処方箋の店で薬剤師の顔が驚いていたのを覚えている。 まあ、いいんだけど・・・。 結果的には、普通と言えなくもない顔の荒れ程度にはなったから。





2019年11月20日水曜日

初回の化学療法


初回の化学療法は入院して行う。 これは、アレルギー反応で緊急対応が必要になる可能性があるかららしい。 2回目以降は通院治療となる。 使うメインの薬はアービタックス、エルプラット、イリノテカン、アイソボリン、5-FUとなる。 分子標的薬や抗がん剤だ。 初回の入院中の点滴では薬の説明冊子を渡され薬剤師の説明を受ける。 点滴中は看護師が真横についた状態で行われた。 合計5時間ぐらいかかるものだったが、その間看護師さんは立ちっぱなしだった。 なんだか申し訳ない気がした。 治療を受けている本人はというと、点滴の初めにアレルギー反応を抑える薬を点滴され、すぐ眠くなって寝てしまう。 そのあとはウトウトして朦朧とした状態で看護師さんとお話をしていた。 点滴の最後には5-FUのタンクをネットに入れて首から下げた状態になる。 5-FUは看護師立ち会い中でも行われるのだが、持ち帰りでも行われる。 タンク内のゴムの収縮力を利用して46時間をかけて時間をかけて体内に入れることになる。

事前の説明をされていた副作用ですぐに気付いたものは手の痺れだ。 トイレに行き、水で手を洗うとビリッとした刺激を感じる。 冷たいものは触らないようにとの説明はこのことなのかと思った。

突発的な副作用がないことを確認した後、退院して家に帰ることになった。

化学療法を始めたのが1月だったので、インフルエンザにも注意しなければいけない。 白血球も少なくなるので風邪にもかかりやすくなる。

帰りにホームセンターに寄ってもらい、ペーパータオルを買った。 家族からの感染を避ける為、病院と同じように手拭きに利用することにした。 後、マスクも必要だ。

痺れ以外の副作用は後々出てくることになるのだが、体調としてはかなりの倦怠感を感じた。

後々の感想としてはエルプラットが一番堪えた。

2019年11月16日土曜日

化学療法を始める準備でポートを増設し、化学療法の選択をする

大腸の手術の入院中最後に抗がん剤を点滴するポートを右肩に作る小さな手術を行った。 位置としては、右鎖骨の下の窪んだところに直径2から3cm程度の半球状のものだ。 そこから管が表皮の下を通りながら首の根元あたりで血管に挿入されている感じ。 比較的最近のやり方なのかもしれないが、これをしておけば腕の血管がやられてボロボロにならなくて済むようだ。 部分麻酔での手術だったが、執刀医が見習い?だったのか指導医の説明や指示を聞きながら手術をされた。 少し手間取っていたのか最後の方は麻酔が弱まってやや痛みを感じたが、まあ無事に終了した。 見た目的には、慣れるまで違和感があるのと、癌の治療が休んでいるときでも自分が癌患者だと強く意識させられるのでなんとも言えない気持ちにもなるが、何かあった時に食事を取れなくなっても栄養価の高い点滴が長期でできたり、術後の点滴で腕や手の甲の針のところで腫れた時に使えたりと何かと便利ではある。 首元の大きく開いた服や、水着の時には人目が気になるのでやや制限を感じるが、まあ仕方がない。

これで術後の傷が落ち着いてから退院となった。

今度は、化学療法に備えて一度退院となった。 これから過酷な化学療法が始まるので可能な限りの体力と体重の回復に努めることにした。 (今思えば、後々の衰弱に備えてかなり余分目に体力強化と体重増をしておいた方がよかったかもしれない)

化学療法を始めるのは大腸の手術を終了してから、およそ1ヶ月後だった。

癌の切除をした後、その取り除いた腫瘍をDNA検査して有効な抗がん剤を選択すると説明を受けた。 私の場合は、詳しいことはわからないが使える抗がん剤の種類が多い方の型だったらしく、ある意味幸運だった。 後は、高血圧の傾向があるので血管に大きく負担をかけない方法を選ぶとなった。

化学療法での目標としては、CT検査の結果術後の大腸に問題はなかったので、次は肝臓の腫瘍を取り除ける状態にすること。 造影剤を使ったCTの結果を見てみると、大小交えて数を数えるのを諦めるほどの数があった。 この数を減らし、手術で取り除ける状態にすることが最大の目標となる。 化学療法のみで全て無くなることはほぼない。

幸運にも?私はお酒はほとんど飲む習慣がないので肝臓の機能自体には問題はない。 ひどい肥満はないけど、運動不足での脂肪肝がある程度だったので腫瘍を取り除けさえすれば肝臓的にはなんとかなるという感じだ。

腫瘍内科の先生に治療法の説明を受け、最終的に決断するのは患者なわけだが、勧められたのは臨床試験の治療法。 通常はA療法とB療法のどちらをするかという判断なのだが、これを2つ同時にするというもの。 私が比較的若く体力がありそうなことと、腫瘍の数からのオススメだったのだと思う。 保険適用されるものなので金銭的な負担は同じということだった。

抗がん剤の副作用がどうとか言ってられないし、体験したことがない以上心配しても意味がないので、そのオススメを受けることとした。

化学療法の場合、薬の強さを徐々に強くしていくようなことはしない。 可能でありそうなものをMAXで行い、支障が出てきたら数や種類を変えるという感じで行う。 効果があるかどうかも、統計的なものはわかっていても、個人個人違うのでやってみなければわからない。 確率なんて、数全体で見た場合の話で、個々の人にとっては1か0でしかない。

手順としては、治療を開始して2ヶ月単位で造影剤CTの検査を行って見た目での結果を確認していく。 投薬の直前には、血液検査と検尿をして投薬可能かどうかの判断をする。 月1程度?で血液の腫瘍マーカーで目安としてチェックという感じとなる。 後は副作用が耐えられなくなるかどうかとアレルギー反応がでないかどうかの判断となる。