2020年2月6日木曜日

足の裏や指の痺れ

化学療法を続けていると末梢神経にダメージが残り、痺れがでる。 一番ひどい時はなぜか肛門まで痺れていた。 パンツがお尻の割れ目に食い込んでいるような感覚に近く気持ち悪かった。 ちなみに何故か前はほぼ痺れなかった。 いかにも末梢神経っぽい部分なのに。

生活の上で手の指の痺れも困るが、個人的には足の痺れの方が影響が大きい。
足の指の感覚は、指全部に絆創膏を貼ったような気持ち悪い感覚に近い。 特に痺れの強い部分は指の付け根から先だ。 歩いた時の感覚は、肉球が裏に付いているんじゃないかと思うようなプニプニ感も感じる。 あと、指の痺れがあるせいで足の接地にも影響が出て指が浮いた状態になる。 指に力がかかっていない状態が続くと巻き爪になるので注意が必要だ。

かかとの皮膚のひび割れにも注意をした方がいい。 乾燥すると体重がかかった時に割れる。 できれば、ひどくなる前に頻繁にかかとに尿素入りのクリームを塗っておく方がいい。 それでも、割れるけど。 割れた時はテープを貼ってひび割れが広がらないようにする。

痺れの方は、手の場合は手袋をつけている時は比較的違和感を感じにくいが、靴下の方はというと個人的には違和感が強い。 ならばということで、指の部分が別れた靴下を履いてみることにした。 痺れのない普通のときなら慣れないと違和感のある靴下だが、痺れのある今ならあまり変な感じはしないし、個人的には痺れの感覚が誤魔化されている気がした。 あと、外反母趾にもいいかもしれない。 外出時は、その上から大きめの靴下を重ねばきする。

ちなみに、外科手術の前後に抗がん剤治療を休むのだが、半年以上経つと痺れは明らかに軽減はされた(半年では無くなることはない)。 でも、それに気づくのは抗がん剤治療を再開してから。 じわじわと痺れが弱まるので変化に気がつきにくい。 で、再開すると酷くなるから痺れが弱まっていたと実感する。

現在アービタックス+イリノテカン+レボホリナート(アイソボリン)+フルオロウラシル(5-FU)を初めて2ヶ月を過ぎたが、かなり痺れが酷くなってきた。 指先の皮膚も弱り、小さく亀裂が入る。 痺れの痛み+アカギレの痛みがかなりのものだ。 寝るときはハンドクリームを塗ってスムス手袋をつけている。 自宅で支障のない限りはスムス手袋をつけておいた方が楽だ。 スマホのタッチパネルも一応は反応している。 (もうちょっとよく反応してほしいけど)

ちょっと面倒なのは、Touch IDの指紋登録をしても1〜2日で反応しなくなる。 ひび割れの影響なのか、毛細血管の変化でもあるのか。

MacBookのトラックパッドも反応しているが、キーボードはブラインドタッチはしにくい。 かといって、手袋なしでのタイピングは指先の痛みはなかなかのもの。 やれやれ。 冬場はアルミのパームレストも冷たいのはやや問題。

2021/8/2追記
まだ、4種の点滴をうけている。 もう痺れに関しては行き着くとこまでいったかな・・・。
リリカという薬で痺れは軽減するが、眠気に襲われるため車の運転は禁止となる。 飲むタイミングを考えたり、一日二回ではなく寝る前のみにする必要もある。 今はジェネリックのプレガバリンOD錠に切り替えている。 手の痺れはある程度慣れのせいで気にならない時もある。 足はさすがにどうしようもない。 今は、アービタックスのせいでおこるアカギレが問題だ。