2019年11月20日水曜日

初回の化学療法


初回の化学療法は入院して行う。 これは、アレルギー反応で緊急対応が必要になる可能性があるかららしい。 2回目以降は通院治療となる。 使うメインの薬はアービタックス、エルプラット、イリノテカン、アイソボリン、5-FUとなる。 分子標的薬や抗がん剤だ。 初回の入院中の点滴では薬の説明冊子を渡され薬剤師の説明を受ける。 点滴中は看護師が真横についた状態で行われた。 合計5時間ぐらいかかるものだったが、その間看護師さんは立ちっぱなしだった。 なんだか申し訳ない気がした。 治療を受けている本人はというと、点滴の初めにアレルギー反応を抑える薬を点滴され、すぐ眠くなって寝てしまう。 そのあとはウトウトして朦朧とした状態で看護師さんとお話をしていた。 点滴の最後には5-FUのタンクをネットに入れて首から下げた状態になる。 5-FUは看護師立ち会い中でも行われるのだが、持ち帰りでも行われる。 タンク内のゴムの収縮力を利用して46時間をかけて時間をかけて体内に入れることになる。

事前の説明をされていた副作用ですぐに気付いたものは手の痺れだ。 トイレに行き、水で手を洗うとビリッとした刺激を感じる。 冷たいものは触らないようにとの説明はこのことなのかと思った。

突発的な副作用がないことを確認した後、退院して家に帰ることになった。

化学療法を始めたのが1月だったので、インフルエンザにも注意しなければいけない。 白血球も少なくなるので風邪にもかかりやすくなる。

帰りにホームセンターに寄ってもらい、ペーパータオルを買った。 家族からの感染を避ける為、病院と同じように手拭きに利用することにした。 後、マスクも必要だ。

痺れ以外の副作用は後々出てくることになるのだが、体調としてはかなりの倦怠感を感じた。

後々の感想としてはエルプラットが一番堪えた。